こころの歌 訪ね旅

松原健之 こころの歌 訪ね旅歌詞
1.ときめきはバラード

作詞:徳永章
作曲:堀内孝雄

はじまりはバラード
深く知りたい あなたを
生まれ変わればいい
生まれ変わればいい
心も体も 指先までも

かさねた唇 おびえた そのまなざし
そっと守るように 細い肩を 寄せて抱いた
笑顔のすき間に 見えかくれする翳り
どんな悲しみでも 僕にだけは かくさないで

ときめきはバラード
想い静かに あふれて
生まれ変わればいい
生まれ変わればいい
心も体も 指先までも

夜更けの街角 靴音だけが響く
ふたり出会うことは そうさきっと 決まっていた
誰かが残した 見えないその傷跡
なぜか魅かれたのさ 一人きりに させたくない

ときめきはバラード
想い静かに あふれて
生まれ変わればいい
生まれ変わればいい
心も体も 指先までも

心も体も 指先までも


2.瞳の奥まで

作詞:荒木とよひさ
作曲:田尾将実

君のすべてを 僕は知りたい
少しうつむく 瞳の奥まで
心開いて そして見つめて
今がどこへも 行かないように
幼いほど ふるえる言葉で
切なさの答え 求めているなら
愛の証し 君に誓えるよ
この生命(いのち) 引き換えに してもいいから

君が綺麗で 僕は悲しい
胸のすき間が 月より遠くて
せめて指先 そして口びる
君がどこへも 行かないように
泣きたいほど 傷つく心が
夢の中ボクを 探しているなら
愛の契り 君に捧げるよ
この瞬間(とき)を 永遠に 止めていいから

幼いほど ふるえる言葉で
切なさの答え 求めているなら
愛の証し 君に誓えるよ
この生命(いのち) 引き換えに してもいいから
この瞬間(とき)を 永遠に 止めていいから


3.恋におちて -Fall in love-

作詞:湯川れい子
作曲:小林明子

もしも願いが叶うなら
吐息を白いバラに変えて
逢えない日には 部屋じゅうに
飾りましょう 貴方を想いながら

Darling, I want you 逢いたくて
ときめく恋に 駆け出しそうなの
迷子のように立ちすくむ
わたしをすぐに 届けたくて

ダイヤル回して
手を止めた
I'm just a woman, Fall in Love

If my wishes can be true
Will you change my sighs
to roses, whiter roses decorate
them for you

Thinkin' bout you every night
And find out where I am
I am not livin' in your heart

Darling, I need you どうしても
口に出せない 願いがあるのよ
土曜の夜と日曜の貴方が
いつも欲しいから

ダイヤル回して
手を止めた
I'm just a woman, Fall in Love

Darling, you love me 今すぐに
貴方の声が 聞きたくなるのよ
両手で頬を押さえても
途方に暮れる夜が嫌い

ダイヤル回して
手を止めた
I'm just a woman, Fall in Love

Don't you remember
when you were here
without a thinking
we were caught in fire
I've got a love song
but where it goes
three loving hearts are
pullin' apart of one
Can't stop you
Can't hold you, Can't wait no more
I'm just a woman, Fall in Love
I'm just a woman, Fall in Love


4.愛だの恋だの

作詞:奥田宏治
作曲:鈴木豪

揺れる花びら 小さな窓辺
あの頃の想いが 胸をかすめる
あなたひとりを 見つめてた日々
移りゆく季節に 重なる寂しさ

いつか行こうって約束した
町に一人来てます
このまま 黙って
消えてしまえたら‥

忘れない想い 求めてるこころ
愛だの 恋だの どこへさまよう
戻れないふたり 連れてってほしい
巡り行く あの空へ

赤い花びら かすかに揺れて
こみ上げる想いに 心を閉ざす
ふたり明日(あした)を 見つめてた日々
信じてた僕たち 戻れない悲しみ

あの日行こうって約束した
町はとても優しい
なおさら さびしさ
胸を締めつける

忘れない想い 届かないこころ
愛だの 恋だの なにを求めて
戻れないふたり 連れてってほしい
巡り行く あの空へ

忘れない想い 求めてるこころ
愛だの 恋だの どこへさまよう
戻れないふたり 連れてってほしい
巡り行く あの空へ


5.夢去りし街角

作詞:谷村新司
作曲:堀内孝雄

もう泣かないで 悲しまないで
折れるほど抱きしめてみても
もうもどらない あの日あの時
かけがえのない 季節だった

町には家路を急ぐ人が
足早に 目を伏せて 安らぎ求めて

もう行かなくちゃ 辛くなるから
最後の言葉だ ありがとう

愛の喜び 夢に描いて
傷ついて涙も涸れて
気がついた時 笑うことさえ
忘れてた 自分に気づいた

町には夕暮れがしのびおりる
肩よせ歩いても 心は淋しい

もう行かなくちゃ 辛くなるから
最後の言葉だ ありがとう

出会いと別れの中で人は
運命(さだめ)に立ち向かう勇気をみつける

もう行かなくちゃ 辛くなるから
最後の言葉だ ありがとう
最後の言葉だ ありがとう
最後の言葉だ ありがとう


6.愛はかげろう

作詞:三浦和人
作曲:三浦和人

窓ガラス 流れ落ちてゆく雨を
細い指先で なぞってみる
くもりとかして すべる指先に
伝わる冷たさ 心にしみる
忘れ去られた 部屋の片隅
あなたの影 今もゆれてる
愛はかげろう つかの間の命
激しいまでに 燃やしつづけて
別れはいつも 背中合わせに
人の心を ゆらして

別れ言葉を 口にするあなたは
いつもとちがって やさしすぎた
はき出すタバコの 煙の影が
教えてくれた つくり言葉と
熱くいだかれた 日々を
倖せと言えば 悲しい
愛はかげろう さめきった愛の
過ぎさる後に 残るものは
いつも女の 乾いた涙
さまよい歩く 迷い子

愛はかげろう つかの間の命
激しいまでに 燃やしつづけて
別れはいつも 背中合わせに
人の心を ゆらして


7.微笑

作詞:荒木とよひさ
作曲:田尾将実

美しい微笑(ほほえみ)は 罪だけ作る
君はただ戯(たわむ)れの ふりをしてても
ときめきがいつまでも 心に刺さる
生きてきたその中で どんな恋より
禁じられた夢 落ち合う場所(ところ)は
悲しみだけの駅(ホーム)
落葉降る その朝は
過去だけを 置きざりに
微笑が枯葉色 終わるだけの恋

淋しげな微笑に 似合うのは涙
君だけが悲しみを 胸に隠せば
行く先のない愛に 肌を重ねて
倖(しあわ)せに近づいた 短い季節
禁じられた夢 着換える部屋(ところ)は
夜明けが見える窓辺
曇りなら その朝は
靴音を 消したまま
微笑が小雨色 濡れただけの恋

禁じられた夢 落ち合う場所(ところ)は
悲しみだけの駅(ホーム)
落葉降る その朝は
過去だけを 置きざりに
微笑が枯葉色 終るだけの恋


8.愛のメモリー

作詞:たかたかし
作曲:馬飼野康二

愛の甘いなごりに あなたはまどろむ
天使のようなその微笑みに
時は立ち止まる
窓に朝の光が やさしくゆれ動き
あなたの髪を
ためらいがちに染めてゆく
美しい人生よ かぎりない喜びよ
この胸のときめきをあなたに
この世に大切なのは
愛し合うことだけと
あなたはおしえてくれる

愛は風のささやき あなたは目覚める
子供のような瞳を向けて
指をからめるよ
そっと肌をよせれば 水仙の花のような
やさしい香りが
はじらうようにゆれている
美しい人生は 言葉さえ置き忘れ
満ち足りた二人を包むよ
この世に大切なのは
愛し合うことだけと
あなたはおしえてくれる

美しい人生よ かぎりない喜びよ
この胸のときめきをあなたに
二人に死がおとずれて
星になる日が来ても
あなたと離れはしない


9.織江の唄

作詞:五木寛之
作曲:山崎ハコ

遠賀川土手の向こうにボタ山の
三つ並んで見えとらす
信ちゃん 信介しゃん
うちはあんたに逢いとうて
カラス峠ば 越えて来た
そやけん
逢うてくれんね 信介しゃん
すぐに田川に帰るけん
織江も大人になりました

月見草いいえそげんな花じゃなか
あれはセイタカアワダチソウ
信ちゃん 信介しゃん
うちは一人になりました
明日は小倉の夜の蝶
そやけん
抱いてくれんね 信介しゃん
どうせ汚れてしまうけん
織江も大人になりました

香春岳 バスの窓から中学の
屋根も涙でぼやけとる
信ちゃん 信介しゃん
うちはあんたが好きやった
ばってんお金にゃ 勝てんもん
そやけん
手紙くれんね 信介しゃん
いつかどこかで 逢えるけん
織江も大人になりました


10.函館山から

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

函館山から 立待岬
吹き上げる雪の中飛び交うかもめよ
若い男は 荒海を走る
優しさ拒む背中にいつも悲しむ女がいた
今はただ胸にしみるひとりの寒さよ
おまえはもう若くはないととどろく波よ

誰を待つのか 立待岬
頬を切る風の中たたずむ乙女よ
紺のかすりに想い出す笑顔
身勝手許す背中にそっと涙を隠していた
淋しさをわかちあえる懐かしい女よ
凍て曇る冬の空にも想いを投げよう

函館山から 立待岬
吹き上げる雪の中飛び交うかもめよ


11.Elegy こころの道

作詞:五木寛之
作曲:ソンコ・マージュ

星のない 空の下
どこまでも つづく道
この道は 暗いけど
ふるさとに つづく道

あの町の すがたは
生きている こころに
あの人の 笑顔も
生きている こころに

いつかくる きっとくる
もう一度 夜明けが
この道を あるこう
明日を信じて

肌をさす 風の中
はるばると つづく道
この道は 寒いけど
ふるさとに つづく道

あの町は 遠いけど
生きている こころに
あの人は 遠いけど
生きている こころに

いつかくる きっとくる
もう一度 夜明けが
この道を あるこう
明日を信じて


12.歌の旅びと

作詞:五木寛之
作曲:松坂文宏

地図にない町を探して旅にでる
なつかしい あの店は
いまでもそのまま あるだろうか
あの頃は おたがいに若すぎて
それが愛だと 気づかないまま
季節(とき)は 流れた

あの店の 古い椅子にすわりたい
ガラスごしに 海を見ていた
きみに また会いたくて

おもいでの歌をたずねて旅にでる
あの人は あの歌を
いまでもおぼえて いるだろうか
あの頃は ふたりとも幼くて
明日の夢だけ語りつづけて
朝になってた

もう一度 あの歌をうたいたい
笑いながら いつも別れた
きみに また会いたくて

あの店の 古い椅子にすわりたい
ガラスごしに 海を見ていた
きみに また会いたくて

きみに また会いたくて